*下田梨園のお仕事 「春」*



春は花の季節です。梨の花も畑いっぱいに咲き乱れます。
梨の花はさくらに似た形の、真っ白なきれいな花なんです。
4月の中ごろから、新高、豊水、幸水の順に咲きます。
実はこれ、収穫できる順番と逆なんです。
遅く採れるものが早く咲き、早く採れるものほど遅く咲くんです。不思議ですね〜。

花が咲く前の作業としては、まず、余分な花芽を取り除きます。
そして余分なツボミも取ってしまいます。
これは、花を必要最低限の数に押さえ、樹のパワーを無駄使いしないようにするためなのです。
花を咲かせるのって、すごいエネルギーを使うんです。
手入れをしなければ、樹は全力で花を咲かせ、ガクッと弱ってしまいます。
梨に限らず、花って植物の命が詰まっているんですね。だからこそ、人の心を惹きつけるのでしょうか。




さて、梨の花が咲きましたら、授粉作業です。
品種にもよりますが、梨は自家受粉せず、実を確実につけるためには、別の品種の花粉を付けてあげる必要があります。
そこで私たちが梨のお手伝いです☆
花粉を梵天につけ、花にポンッとつけていきます。



この作業は花が咲いていて、暖かい日という、限られた時間に行うので、時間との勝負です。
家族みんなでがんばります。親戚の人も手伝いに来てくださります。感謝です☆




こうして花粉をつけて10日ほどすると、授粉したものは実が膨らみ始めます。
もう少し待って、どの実が大きくなりそうか判別できるようになったら「摘果」をします。
軸が太くて、形の整っている、そして傷もなくきれいな実を選び、他の実を落とします。



こうして一箇所に1個にし、栄養が集中するようにします。
また、樹全体にならせる実の数も調整します。摘果は、幸水、豊水、新高の順にやっていきます。



だいたい全ての摘果が終わるのが6月の終わり頃です。
それからは収穫シーズンへ突入です☆


夏へGO!!